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肩痛 x ペインクリニック

2021.7.6 更新

ある時、急に肩が痛くなって夜も寝られない、腕が上がりにくい肩痛。

ペインクリニック でも肩痛で悩まれて来られる方は多いです。

今回は、肩痛についてです。

肩が痛くなる疾患

1、肩関節周囲炎、凍結肩(五十肩)

四十肩・五十肩とも呼びますが医学専門用語では肩関節周囲炎、凍結肩と呼びます。中年以降に急に肩が痛くなり、腕が上がりにくくなる病気です。明らかな原因はなく、肩関節周囲の筋肉、筋肉と骨の付着部の腱板、靭帯、関節を包む袋の関節包、滑液包、軟骨などが炎症して硬くなり肩関節の可動域が制限されるのが特徴です。

2、インピンジメント症候群

肩を酷使する人(ゴルフ、野球、水泳など)で肩を動かす時に痛みや引っかかる感じを認める病気です。肩の使いすぎ(OVER USE)が原因で肩の滑液包、腱などが炎症を起こして腫れて、肩の骨(肩峰)にあたって痛みを生じます。

3、腱板断裂

肩は4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)で構成されています。この4つの筋肉と上腕骨と付着部が腱板です。

外傷、加齢、OVER USE、明らかな原因がなく断裂することもあります。

4、石灰沈着性腱板炎

肩の腱板に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じておこる肩痛です。レントゲンで白く石灰沈着を確認して診断します。

肩痛の治療

急性期は炎症が強いので、無理に動かさずに安静にし、消炎鎮痛剤を内服したり、湿布を貼ったり、注射で局所麻酔薬やステロイド、ヒアルロン酸を投与したりします。

急性期を過ぎて筋拘縮期になったら、運動リハビリ療法を開始して肩関節の可動域制限の悪化を防ぎ、回復を目指します。このくらいの時期になったら筋膜Fasiaハイドロリリースも有用な事があります。

そうしているうちに、急に良くなる事も多いのですが、保存的治療で治らない時は、手術の適応になるかもしれません。

「たかが五十肩、されど五十肩」中々直ぐには良くならないので、患者さんも医療従事者側もストレスを感じる事が多く侮るなかれです。