こんな症状はございませんか？

・脊椎周りの手術をしたことがある
・脊柱管狭窄症と診断された
・椎間板ヘルニアと診断された
・原因不明の痛みが続いている

その痛み、もしかしたら「硬膜外腔癒着」かもしれません。

硬膜外腔癒着とは？

背骨の中には硬膜に覆われた脊髄があり、神経が密集しています。
肩から腕、腰から足の痛みをやわらげるために薬物療法や神経ブロックなどが行われますが、それでも改善しない場合は「硬膜外腔癒着」が疑われます。

原因は？

「硬膜外腔」は硬膜と背骨との間にある空間で、ここが炎症・出血すると周辺の組織が癒着し、痛みや痺れとなって現れます。
炎症は「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「脊椎まわりの手術に伴う症状」などによって起こりやすくなります。
また、慢性的な痛みも癒着が原因の場合があります。

手術の手順

①仙骨烈孔などから針を刺し、造影剤を注入します。
②透視画像を見て、造影剤が行き届いていない箇所を探します。
③ラクツカテーテルを挿入し、目的の箇所に薬液を注入します。
④薬液とカテーテルの動きにより、慎重に癒着を剥離していきます。
⑤術後はしばらく安静にしていただきます。医師の診断後、問題がなければ帰宅できます。

※症状によっては1〜2泊の入院が必要になる場合があります。また、再び癒着しないよう術後のリハビリも大切です。